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掲載コラム(15) バースプランについて(2)


第15回:バースプランについて(2)

サンフランシスコ・ベイエリアの情報誌、J-Weeklyに毎月連載しているコラム(Happyままガイド)です。

前回バースプランを準備することの意義についてお話したのに引き続き、今回はバースプランをつくるときの具体的なポイントについてお話したいと思います。

バースプラン(Birth Plan)とは、どのようなお産にしたいのか、その希望を具体的に産院のお医者さん、助産師さん、看護師さんに伝えるためのリストです。ヒプノバーシングのクラスでは、自然でおだやかな、お母さんと赤ちゃんにとってやさしいお産にするためのバースプランについて詳しく学びますが、ここでは一般的なお産において考慮した方がよい点をリストします。

①お産の開始

(医療上やむをえない状況以外では)なるべく陣痛誘発剤、促進剤を使わない、自然なお産の開始を希望されることをお勧めします。促進剤を使うと毎回の陣痛が長く激しく、間隔も短くなってしまいます。お母さんと赤ちゃんにかかるストレスが大きく、麻酔や帝王切開など、さらなる医療介入が必要になる可能性も高まります。

予定日を過ぎた場合や、破水しても陣痛が始まらない場合に、どの程度待つことが可能か、そして促進剤以外の方法についても、事前に担当の産科医さんと相談しておかれるとよいと思います。

②お産の間

お産の間はどのように時間を過ごされたいですか?もしベッドに寝たきりではなく、自由に動き回ったり、楽な体勢を取ったりしたいのであれば、点滴や胎児心拍モニターは本当に必要な時だけ装着することを希望しましょう。お産中の飲食についても確認しておきます。

お産の間に行われる人工促進(促進剤や人工破膜)、麻酔、点滴、会陰切開などの医療処置ついて、希望するのか、避けたいのかをバースプランに記載します。麻酔を希望する場合は、どのタイミングで受けたいのかも考え、記載してください。そして、医療処置が行われる場合は、処置の理由はもちろん、リスク(副作用など)について十分な説明を受けることを希望してください。

③赤ちゃんが生まれてから

赤ちゃんが産まれたら、すぐに胸に抱いて対面し、そのまま授乳ができるよう希望されることをお勧めします。また、帰宅までの間は母乳オンリーにしたいのか、おしゃぶりを使うかどうか、男の子であればcircumcision(割礼)を行うのかについても、あらかじめ決めておきます。

英語でバースプランを作るのは大変と思われるかもしれませんが、インターネットで「Birth Plan Template」と検索すれば、テンプレートをダウンロードできるのでとても便利です。あらかじめ一般的な項目がリストされているので、自分の希望に応じてチェックマークを付け、補足事項を書き加えれば完成です。バースプランはお産当日に担当の看護師さんに提出するだけでなく、妊娠中の診察時に、担当の産科医さんに見せて了解を得ておくと安心です。

最後になりましたが、バースプランを作成する時には、どうか赤ちゃんの視点も忘れないでいただきたいと思います。もしご自分がお腹の中にいる赤ちゃんだったら、どのように生まれて来たいでしょうか?それぞれの医療処置についてどのように感じるでしょうか?生まれた直後に誰に抱かれたいでしょうか?

赤ちゃんは誕生のときに、10ヵ月もの間慣れ親しんだ暖かく心地のいいお母さんのお腹の中から、全く違う環境である外の世界に出て来ます。赤ちゃんにとっては一生に一度のその経験をどんなものにするのか、ぜひ赤ちゃんの視点で考えてみてくださいね。

#jweeklyコラム #ナチュラル出産

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