ヒプノバーシングを受講された方の体験談

『出産は私と夫と赤ちゃんの共同作業』 ~San Mateo County在住 H.T.様より

ヒプノバーシングとの出会いは2人目を出産する3ヶ月前でした。この時の私は陣痛への恐怖、海外で出産する不安で緊張していました。

 

私は1人目を日本で自然分娩で出産していますが、アメリカでは無痛分娩が主流となっており、自然分娩は一般的な出産の仕方ではありませんでした。無痛分娩=陣痛を麻酔で和らげ、陣痛促進剤で陣痛をおこす、つまり出産を薬でコントロールすることによって、母体の産後の回復も早め、赤ちゃんを安全に産むという考え方が一般的でした。

 

しかし、1つの疑問がわきました。妊娠中は薬の飲用を控えるように指示されているのに、どうして出産の時だけ薬を使う事を前提にしているのだろう?私は赤ちゃんや私の健康上、どうしても必要な状況になった場合は薬を使っても構わないけれど、最初から薬を使う前提で出産したくないと思いました。そこで担当の産婦人科の医師と相談し、薬を使わない自然分娩で出産することを決めました。

 

一方で、2つの不安もありました。1人目のときの陣痛の痛さを思い出し、我慢することを想像すると耐えられるか不安もよぎりました。出産予定日=痛みに耐えなければならない日となっていたのです。また、周りが無痛分娩を選択する中で自分の選択が正しいのか、出産時に自然分娩をすることを的確に看護師さん達に伝えられるか自信がありませんでした。

 

そんな時、私の妊娠を知った友人が「ヒプノバーシングに興味ある?陣痛が軽減されるかもよ。」と声をかけてくれました。正直、わらにもすがる気持ちで計5回の講習を受けました。

講習では具体的な出産への心と体の準備、出産時の呼吸法や姿勢、バースプランの作成サポートなどを行ってくれました。講習を受ける度に新しい発見があり、お産に対する考え方が変わっていきました。特に以下の3つの学びは私にとって、出産への不安の軽減へと繋がりました。

 

①サージは赤ちゃんへのサポート

子宮とサージ(ヒプノバーシングでは『陣痛』の代わりに『サージもしくは子宮波』という言葉を使います)の仕組みを学び、サージとは赤ちゃんがスムーズに誕生するために私が最初にしてあげるサポートだということが分かりました。

 

②意識を変えると体も変わる

催眠テクニックを学び、想像力を働かせ心を落ち着けると体もリラックスすることができ、体の変化やサージを受け入れる準備が整いました。

 

③出産を夫婦で分かち合う

出産は私1人で行うものだと思っていましたが、ヒプノバーシングではパートナーのサポートが必須です。夫と出産について家族について話し合う良いきっかけとなり、出産に立ち会う事に消極的だった夫の意識が変化しました。

 

受講終了から1週間後、予定日より2週間早く破水から出産が開始しました。慌てる事なく自信を持って私達のバースプランを看護師さん達に伝えたところ、自然分娩を希望している事に驚かれましたが、快く私達の意思を尊重してくれました。

 

正直なところ、サージの痛みが全くないわけではありませんでしたが、サージが始まったとき、まずは意識を変えて、「これは痛みではなく赤ちゃんをサポートしている、赤ちゃんもがんばっているのだから、私もがんばろう」と思うようにしました。そして、産まれてきた時の喜びを想像し幸せすら感じました。

 

呼吸法について:

深く息を吸うことで気持ちが落ち着いてきて周りの状況をみる余裕ができました。呼吸法にも平常時とサージ時と出産時と3種類あるのですが、練習の成果もありそれぞれに合った呼吸ができました。

 

自己催眠テクニックとマッサージについて:

夫のサポートによる催眠テクニックにより意識の深いところでリラックスすることができました。またマッサージもとても心地よく、腰や背中から暖かく優しい波が伝わってきてお腹に広がる事により痛みが和らぎました。夫も私がして欲しい事が分かっているので、スムーズかつ的確に行動してくれ私と夫と赤ちゃん、3人が一体となって出産を行っていると感じられました。

 

そして破水から8時間後、薬を使う事もイキむ事もなく赤ちゃんが誕生しました。出産したときに看護師さんが「Nice! Healthy! Quick!」と言っていたのが印象的でした。赤ちゃんを抱っこした時、一緒に大きな事をなしとげた喜びと絆がそこにありとても幸せな気持ちになりました。

 

また、出産後も2時間おきに授乳するために寝不足になったときや、疲れで寝付きが悪いときなどに、講習で習った催眠テクニックを使う事で短時間でも深い眠りが実現でき、1人目の時より疲れがありませんでした。私にとってヒプノバーシングはいまでも心強いサポーターです。

 

最後に、夫からの感想です。

妻の出産がとても穏やかで自信にあふれている事に驚きました。ヒプノバーシングが妻と子ども、二人に幸せな出産をもたらしてくれたことに感謝しています。

~自然でお母さんと赤ちゃんにやさしいお産を~

二人目の妊娠中、「出産に対する恐怖をコントロールできる方法はないかな?」と考えていたときにヒプノバーシングに出会いました。長女を妊娠したときは、出産に対する恐怖心が非常に強かったため、無痛分娩が主流のアメリカで、なんの疑いもなく無痛分娩で出産することを選びました。楽なはずだと思っていたエピドラルの副作用で発熱し、麻酔の点滴のためにベッドで横向きの姿勢で身動きできないまま、お産の進み具合も感じられず、看護士さんの言うなりでした。産後も麻痺がしばらくとれず辛い思いをし、自分が考えていたお産とは程遠いものでした。

 

この苦い経験から、今回こそは自分で納得のいくお産をと思い、夏実先生のヒプノバーシングのクラスを受講しました。クラスで実際のヒプノバーシングの出産の映像を見ていると、産婦さんたちはみなとても落ち着いていて、痛みに耐えているというふうではないことが新鮮で、今までの出産に対するイメージが払拭された思いでした。クラスを受講するにつれ、出産は怖くて痛いものではなく、自然で、赤ちゃんと私との共同作業なのだという考えに変わっていきました。寝る前にレインボーCDを聞きながらリラックスし、出産時のイメージトレーニングを重ねていくと、不安がかなり軽減されていきました。

 

出産予定日より3週間ほど早くサージが始まりましたが、するすると子宮口が開くようにと夏実先生にいただいたサテンのリボンをお守りに持って出産に臨みました。サージ呼吸で気持ちを落ち着かせていたためかお産の進みが早く、病院に到着したころには子宮口が全開になっていたのには自分でも驚きました。病院に到着後、分娩第2期になったとき、バース呼吸で赤ちゃんが出るのを助けてあげました。いきまずにバース呼吸で出してあげたためか、会陰部の裂傷も最小限に抑えることができました。促進剤やエピドラル等、薬をまったく使わなかったため産後の回復も早く、夫も「上の子のときと全然違うね」と喜んでいました。

 

ヒプノバーシングで産まれた赤ちゃんは穏やかでよく寝ると聞いていましたが、息子もよく寝てくれるので、余裕をもった子育てを楽しめています。上の子のときは母乳があまり出なかったのですが、今回は母乳がよく出るイメージをすると、本当に母乳がよく出て、ほとんど完全母乳で育児ができるのが嬉しかったです。なにより、納得のいく出産ができたことが自信につながり、自分自身に対してポジティブになったこともヒプノバーシングのおかげだと感謝しています。

納得のいく出産ができたことが自信につながりました』 ~Santa Clara County在住 M.Y.様より

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